ブルゴーニュワインを牽引するトップ生産家フェヴレが手掛ける特級畑エシェゾー
ブルゴーニュが誇る特級畑「エシェゾー」。中でも「アン・オルヴォー」は、グラン・エシェゾーに隣接する高評価の区画で、フェヴレはここにわずか0.83haの自社畑を所有しています。エシェゾーは本来、しっかりとした渋みを持つ力強いスタイルを生むことで知られますが、フェヴレは樹齢40〜60年の古木を用い、独自のアプローチでまろやかな果実味と高貴なタンニンを兼ね備えた、他にはないエシェゾーを造り出しています。
2021年ヴィンテージは冷涼な気候の影響で、果実の凝縮感と繊細な酸、洗練された骨格が際立つ年となりました。赤系果実のアロマに、スパイスや下草、わずかにバニラのニュアンスが重なり、複雑で奥深い香りが広がります。口当たりは滑らかで、余韻には芯のあるミネラルと熟成のポテンシャルを感じさせます。
ブルゴーニュの名門フェヴレ社
ブルゴーニュワインを牽引するトップ生産家フェヴレ。その歴史は、1825年ブルゴーニュ地方の中心に位置するニュイ・サン・ジョルジュ村にメゾンを設立しスタートしました。当初は、主に農家からぶどうやワインを買い付け、自社で熟成・瓶詰めをして出荷をする生産者を意味するネゴシアン業からスタートし、その後徐々にドメーヌ業(自身でぶどう栽培から醸造、瓶詰、販売まで一貫して担う生産者)にも力を注ぎました。これまでシャンベルタン村やピュリニー・モンラッシェ村などのブルゴーニュの代表格産地の特級や一級畑をはじめ、モノポール(自社単独畑)など数々の畑を購入し、現在では、ブルゴーニュ地方最大級の約120haの自社畑を有し、生産量の約8割を自社畑から生み出すブルゴーニュ屈指のドメーヌとなりました。個性豊かなさまざまなブルゴーニュワインで、世界中のワインファンを今もなお魅了し続けています。ひらまつのレストランでも、創業当時の1980年代よりワインリストにオンリストされて以降、数多くのお客様のテーブルを華やかに彩り、お料理の味をより一層引き立たせる存在として大変人気のあるドメーヌです。