ソムリエ厳選!品種別カリフォルニア赤ワイン
メルロ・ミツコズ・ヴィンヤード・カーネロス・ナパ・ヴァレー・2019・クロ・ペガス
色調は濃い赤紫色。プラム・ブラックリコリス・アニスの様な芳醇な香りにカシス・野ばら・イチジクに似た果実味が口いっぱいに広がります。フレッシュな酸味と果実味・ボリューム感のバランスが良く、キメ細かく綺麗なタンニンにより全体がまとまり、クオリティが高いワインです。
≪ミツコズ・ヴィンヤード≫
1955年カリフォルニア大学の学生であったイアン・シュラムは休暇で日本を訪問しミツコという女性と恋に落ちました。日本で翻訳の出版会社を立ち上げ大成功を収めたイアンは、ミツコさんと結婚しその出版社を売却。駆け落ち同然でヨーロッパに渡り彼女の大好きなワイン造りを学びました。
その後、ワイナリーを設立するために世界中を旅し、見つけた土地がカリフォルニアのナパ・ヴァレー。そして 1984 年、念願のワイナリーを設立しました。
樽の強いフレーヴァーや高いアルコール、凝縮しすぎたフレーヴァーを避け、フードフレンドリーで十分な果実味がありながらもエレガントな「クロペガス・スタイル」 のワイン造りを実践しています。
深いルビーの色合いで、とてもきれいな色調です。ブラックベリーやブルーベリー、赤い花の香りに、少しスパイシーな印象。みずみずしくフルーティーで果実味も十分で、凝縮感があります。酸味とタンニンのバランスも強すぎず、優しすぎず、見事なバランスで親しみやすいワインです。
ジンファンデルは、日本食の中でも、少し甘みがあるソースとの相性が良いので、お好み焼きや焼き肉などによく合います。
≪フェイラ≫
フェイラはソノマ・カウンティの沿岸部の冷涼な畑で栽培されたぶどうのスペシャリストとして、引き締まったスタイルのワインを生産しています。オーナーのエーレン・ジョーダンはナパのジョーセフ・フェルプスでワインの醸造に携わった後、北ローヌの醸造コンサルタント、ジャン・リュック・コロンボに2年間師事してワイン造りを学びました。
1994年の帰国後は、ターリー・セラーズのワインメーカーとして採用され、カリフォルニアにおけるジンファンデルとシラーの革命児と呼ばれました。1998年には自身のブランド「フェイラ・ジョーダン」を設立し、3年後にワイナリー名を現在の「フェイラ・ワインズ」に改名します。
2008年にはアメリカの全国紙サンフランシスコ・クロニクルのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
2016年には愛娘の名前が付いた新しいジンファンデル・プロジェクト「Day」をスタートさせ、原点回帰をしつつ進化し続けています。「Day」は、冷涼なソノマ・カウンティの高樹齢ブドウを使用し、テロワールの透明性が高く、ブドウ本来が持つ個性を生かしたスタイルを目指している新ブランドです。
透明感のあるルビー色。フレッシュでピュアなラズベリー、ブラックチェリー、茶葉、黒胡椒、オレンジの花の様な香り。軽やかさとトースト香のバランスが良く、親しみやすいワインです。凝縮した果実味と上質はタンニンでリッチな印象。ミネラル感と酸味も上品で、シルキーな舌触りながらもパワフルで存在感があります。
≪ザ・ヒルト≫
ザ・ヒルトは、サンタ・バーバラ・カウンティの沿岸部の自社畑からシャルドネとピノ・ノワールを生産するプレミアムワイナリーです。カリフォルニア・カルトワインの代名詞であるスクリーミング・イーグルのオーナー、StanKroenke(スタン・クロンキー)が所有し、スクリーミング・イーグルの姉妹ワイナリーとして知られています。
将来を期待される若き才能あふれるワインメーカー、マット・ディースが醸造を務めます。マットは「透明感」があるワインの醸造を得意とし、畑のテロワールをワインにそのまま表現させることができるスペシャリストです。彼は醸造科学を専門分野としていて、巷では土壌オタクと呼ばれています。そのオタクの彼だからこそつくれるワイン、それがザ・ヒルトのシャルドネとピノ・ノワールです。
ザ・ヒルトのワインに使われるぶどうは、とても過酷な自然環境で栽培されます。東西に広がるサンタ・リタ・ヒルズAVAは複雑に入り組んでいて、北向き、南向き、太平洋付近、内陸の4つの地区に分けられます。ザ・ヒルトが使っている畑は太平洋により近く、海風の影響を受ける北向きの区画です。栽培がとても難しいことで知られる地区ですが、最良のぶどうが育つと言われています。
ザ・ヒルトが本拠地を構えるこの辺りは Rancho Salsipuedes(ランチョ・サルシプエーデス)の名称で知られ、太平洋から内陸 20kmの位置にあります。ここは海から吹き込む冷たい風を遮る障害物が一切なく、起伏に富んだ高原で、様々な標高、向き、土壌、ミクロクライメートがあります。この畑の多様性がザ・ヒルトのワインに独特な個性と複雑味を与えています。
この Rancho Salsipuedes には「Radian(レディアン)」、「Bentrock(ベントロック)」、「Puerta del Mar(プエルタ・デル・マール)」の3つの自社畑があります。ザ・ヒルトでは、これら畑からスタイルの異なる 3つのブレンド・ワインを造ります。新樽を多めに使い果実味と骨格が感じられる「ザ・ヴァンガード」、旧樽をメインに使いオールドワールドの繊細さとアロマをフィーチャーした「ジ・オールド・ガード」、そして両極端とも言えるこの 2 つのワインの「ちょうど真ん中」的なニュアンスでブレンドされるエステートワインがメインのラインナップです。
手摘み収穫後に、ステンレスタンクで一次発酵後しマセレーション。フレンチオーク(新樽45%)でマロラクティック発酵、12ヶ月熟成。
香りの第一印象は黒系果実のカシス、ブラックベリー、ブラックチェリーの果実を思わせる風味。加えて、黒コショウやシナモン、コーヒーのニュアンスが複雑に絡み合い、美しいフレーヴァーです。タンニンは継ぎ目のない上質は質感。まろやかな口当たり、リッチかつ複雑味のある素晴らしいカベルネ・ソーヴィニヨンです。
≪オベロン≫
マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステートにてマスター・ワインメーカーを務めるトニー・コルトリンが手掛けるオベロン。ナパ・ヴァレーで生まれ育ったトニーは35年以上のワインメイキングの経験をオベロンに注いできました。
彼はナパ・ヴァレーの中でも最良の畑から良質なブドウを選び抜く能力を持ち、またナパ地方特有の典型的なボルドー品種の育て方も理解したエキスパート。長年に渡り信頼関係を築いてきた地元の栽培家と共にオベロンに使用するプレミアムなナパ・ヴァレーのサブ・アペレーションから採れるぶどうの品質管理を徹底し、高品質のワインを造り出しています。
関連商品
この商品を買った人はこちらの商品も購入しています。