ボルドー各地の赤ワインを取り揃えました。ご家庭では季節のお料理とあわせたり、飲み比べたりしながら、フランスワインの真髄であるボルドー産赤ワインを存分にご堪能ください。

シャトー・オルム・ド・ペズ　2012
シャトー・オルム・ド・ペズは、サン・テステフに設立されたシャトーです。2003年以降ラベルに使用されている樹は、畑に植えられていた古いニレ(楡)の樹(=オルム)に由来。ニレの樹は1950年代にヨーロッパで絶滅しましたが、それ以前はシャトーの敷地内にニレの樹が点在していました。
1940年以降は、メドック格付け第5級のシャトー・ランシュ・バージュを所有するカーズ家の所有となります。1980年代初頭には、ジャン・ミッシェル・カーズ氏により、18世紀の古い古典的な建物を修復し、シャトーを近代化しました。代々カーズ家の努力によって、シャトー・オルム・ド・ペズの品質はサン・テステフの中でも、常に安定したクオリティを保ちながら、ボルドーワインファンに愛されています。
外観は、深みのあるガーネットの色合いで、カシスやブラックベリー、ブルーベリーの果実系のアロマとシナモンやクローブの香りに少しスモーキーな印象を感じます。熟成から生まれるキノコやトリュフのニュアンスも感じることができ、深みのある味わいです。サンテステフらしいどっしりとして骨格もありながらエレガンスを感じさせ、常に安定して良質なワインです

レゼルヴ・ド・ラ・コンテス・2016
メドック格付け第2級、スーパーセカンドとして知られるボルドーの貴婦人“シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド”が手掛けるセカンドラベル。長年、ボルドーファンに愛され続けているシャトーがです。しなやかで上品なタンニンと果実味が印象的な、気品溢れるスタイル。
外観は深みのあるルビー色。ラズベリーやカシスなどの赤色系果実や、黒スグリ、ブラックチェリー等の黒色系果実を思わせる芳醇な香りと、ハーブ、森林、キノコ、トリュフを思わせるニュアンスがグラスいっぱいに広がります。力強いタンニンの中に上品な果実味と豊富なボリューム感、品のある酸味が一体となり、まさに貴婦人と呼ぶにふさわしい味わいです。

シャトー・レ・グラン・シェーヌ・2020
ボルドーのメドック地区にあるシャトー・レ・グラン・シェーヌは、格付けはクリュ・ブルジョワに認められており、クオリティは抜群です。
ぶどう畑として使用される前は、砦として使用されていたようですが、1880年からワインの生産を行っており、メドック地区の中でも標高の高い北側の優れた土壌から、平均樹齢約30年の良質なぶどうを栽培しています。フレッシュで、活き活きとした果実味と、芳醇なアロマ、きめ細やかで緻密なタンニンに恵まれた心地よい味わいです。


シャトー・ラ・トゥール・カルネ・2009・メドック格付け第4級
メドック地区サン・ローラン本拠地を構えるメドック格付け第4級のシャトー。起源は12世紀まで遡ることができるそうです。現在はボルドーワイン界のリーダー的存在と呼ばれる“ベルナール・マグレ氏”が手掛けており、年々品質の向上が見られ注目を集めているシャトーです。
外観は深みのあるガーネットの色調。熟したブラックチェリーや黒スグリの果実の香りに加え、赤色系のバラ、スミレ、バニラ、コショウ、軽いスモークの風味を感じます。上品な酸味と緻密なタンニンはしっかりと存在感を表し、口いっぱいに広がる凝縮した果実味と綺麗に一体となります。2009年のボルドーは最も偉大な年として知られていますが、今後の熟成にも十分期待できる特別な赤ワインです。

シャトー・シャス・スプリーン・2017
フランス語で「憂いを払う」という意味のシャトー・シャス・スプリーン。メドック中央部に位置するムーリ村に存在し、現在はクリュ・ブルジョワ級に位置しています。同地区ではトップクラスのシャトーとして知られており、日本でも大変人気の高いワインです。100㏊を超える広大な畑を所有しており、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心にメルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドを栽培しています。上質なぶどうから得られるフレッシュな果実味と、ミネラル、タンニンのバランスは素晴らしく、毎年クオリティの高いワインを仕上げています。

ラ・レゼルヴ・ド・ジャン・フォール・2022
サンテミリオンの格付け(グラン・クリュ・クラッセ)に位置しているシャトー・ジャン・フォールが手掛けるセカンドラベルです。ここのテロワールは、サンテミリオンで最も偉大なシャトー・シュヴァル・ブランや、シャトー・フィジャックと共通しており、ぶどう栽培にとって最上の粘土質土壌で構成されています。特に、カベルネ・フランに最も適してると数回にわたる地質調査でも再確認をし、最高峰のぶどうを作り上げています。2017年ヴィンテージからAB認定(オーガニック認証)を正式に受け、2020年からはビオディナミへ転換を始めています。
複雑な香りで、バラやスミレ、カシスやベリーフルーツの香りが凝縮されています。タンニンは力強さと滑らかさを兼ね備えていて、優雅で複雑な味わいに仕上がっています。現在では日本国内ではひらまつのみが取り扱う希少なワインを是非ご自宅でお楽しみください。