名門シャンパーニュメゾン〈ドゥラモット〉に、新登場のスパークリングワインを含む5本セット。新年会や、日々の楽しみとしても重宝するラインナップを取り揃えました。

ドゥラモット・ブリュット
シャンパーニュ地方の銘醸地ル・メニル・シュール・オジェに本拠を構えるメゾン、ドゥラモット。1760年創業という長い歴史を持ち、名門サロンの姉妹メゾンとしても知られています。そのスタイルは一貫して「純粋さ」と「エレガンス」。派手さよりも、テロワールと品種の個性を端正に表現することを信条としています。

ドゥラモット ブリュットは、メゾンの哲学を最も分かりやすく体現したスタンダード・キュヴェ。主にシャルドネを主体に、ピノ・ノワール、ムニエをバランスよくブレンド。コート・デ・ブランを中心とした上質なブドウを使用し、瓶内二次発酵後、十分な熟成期間を経てリリースされます。

グラスに注ぐと、繊細で均一な泡が美しく立ち上り、白い花、レモンピール、洋梨、ほのかにトーストやアーモンドを思わせる香りが広がります。口に含むと、シャルドネ由来の伸びやかな酸と透明感のある果実味が印象的で、ピノ系品種がもたらすふくらみとコクが全体を支えます。ドサージュは控えめで、ドライながらも角の取れた滑らかな質感。余韻はクリーンで、上品なミネラル感が静かに続きます。

食事との相性も非常に幅広く、アペリティフとしてはもちろん、白身魚のソテー、鶏肉料理、天ぷら、寿司など繊細な味わいの料理とも好相性。シャンパーニュの本質を気負わず楽しめる一方で、メゾンの格と信頼感をしっかりと感じさせる完成度の高さが魅力です。日常からフォーマルな席まで対応する、正統派シャンパーニュの優等生といえる一本です。

クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ブラン・エヴィダンス By LVHB
フランス・ブルゴーニュ地方北部、シャンパーニュ地方との境界にほど近いシャティヨン地区で造られる、洗練されたスパークリングワイン。生産を手がけるのは、Les Vignerons de Haute Bourgogne(LVHB)。限られた畑の個性を大切にしながら、伝統的製法(瓶内二次発酵)で丁寧に仕立てられています。

ブドウはシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。冷涼な気候と石灰質土壌がもたらす、引き締まった酸とミネラル感がこのワインの核となっています。

きめ細かく持続性のある泡が立ち上り、白い花やレモン、グレープフルーツ、青リンゴを思わせる清涼感のあるアロマが広がります。口当たりは非常にクリーンで、フレッシュな果実味とシャープな酸、ほのかなブリオッシュのニュアンスがバランス良く調和。後味には心地よい緊張感と透明感が残ります。

「évidence(エヴィダンス)」=“明白さ”の名の通り、テロワールとシャルドネの純粋さを素直に表現したスタイルは、食前酒としてはもちろん、魚介の前菜、白身魚のカルパッチョ、サーモンのムニエル、フレッシュチーズなど幅広い料理と好相性。シャンパーニュに隣接する産地ならではの完成度を、日常から特別なシーンまで気軽に楽しめる一本です。

クレマン・ド・ブルゴーニュ・エクストラ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・ルー・ペール・エ・フィス
ブルゴーニュの名門生産者Roux(ルー)が手がける、シャルドネの純粋さを極限まで引き出した辛口スパークリングワインです。クレマン・ド・ブルゴーニュの中でもドサージュを極力抑えたエクストラ・ブリュットに仕立てることで、テロワール由来のミネラル感とブドウ本来の輪郭が明確に表現されています。

使用されるブドウはシャルドネ100%。石灰質を多く含むブルゴーニュの土壌と冷涼な気候が、引き締まった酸と緊張感のある味わいをもたらします。伝統的な瓶内二次発酵によって生まれる泡はきめ細かく、グラスの中で静かに立ち上ります。

香りはレモンやライム、青リンゴといった柑橘や白い果実を中心に、白い花、ほのかなナッツやチョークを思わせるニュアンスが重なります。口に含むと非常にドライでクリーンな印象。シャープな酸とミネラルが骨格を形作り、余分な甘みを感じさせない直線的な味わいが心地よく続きます。後味はすっきりとしていながらも奥行きがあり、上質なシャルドネの旨みが静かに残ります。

食事との相性は抜群で、牡蠣フライ、白身魚のマリネ、天ぷら、旬野菜を使用したシンプルな前菜など、素材の味を生かした料理と好相性。アペリティフとしてはもちろん、食中酒としても活躍する一本です。洗練された辛口スタイルを好む方におすすめしたい、ブルゴーニュらしい気品を備えたクレマンです。

クレマン・ド・ブルゴーニュ・ミレジム・ブラン・ブリュット・2022・ヴーヴ・アンバル
ブルゴーニュ地方を代表するクレマンの名手、ヴーヴ・アンバル社が造るヴィンテージ・スパークリングワイン。1898年に創業して以来、クレマン・ド・ブルゴーニュを専業とし続けるスペシャリストならではの高い品質が光る一本です。

ヴーヴ・アンバルは、自社所有の広大な畑をはじめ、ブルゴーニュ南北に広がる240ha以上の区画から多様なブドウを収穫。豊かなテロワールの個性を活かすことで、奥行きのある複雑な味わいを生み出しています。 その哲学が凝縮されたこの2022年は、単一ヴィンテージの個性を存分に味わえる特別なキュヴェです。

グラスに注ぐと、輝きのある淡い黄金色に細やかで優雅な泡立ち。香りの主役は白桃や洋梨のフルーティさに、焼き立てブリオッシュやアーモンドのような心地よい香ばしさが重なります。これらのアロマが織り成す複雑さは、ヴィンテージならではの厚みを感じさせ、期待感を高めます。

味わいは、シャルドネ主体のクリアで精緻な酸と、程よく熟した果実味のバランスが印象的。フレッシュな果実の甘みと、しっかりとした酸が溶け合いながら、すっきりとしたドライなフィニッシュへと続きます。ミレジメならではの凝縮感と奥行きがありながら、軽やかで飲み心地がよく、さまざまなシーンで楽しめる一本です。

食事との相性も幅広く、アペリティフからメイン料理まで対応可能。魚介のカルパッチョ、白身魚のソテー、軽やかなクリームソースの料理などと合わせると、その繊細で複雑な味わいが互いを引き立てます。また、特別な日や贈り物としても喜ばれる優雅さと品質感を持ち合わせています。

クレマン・ド・ジュラ・ミッシェル・ティッソ・エ・フィス

フランス東部、ジュラ山脈の麓に位置する歴史あるワイン産地ジュラ地方。その地でミッシェル・ティソ & フィスは、代々受け継がれてきたテロワールを大切にしながら、家族経営で丁寧にワイン造りを続ける名門ドメーヌです。土壌の多様性を最大限に生かすべく、リュットレゾネ(最低限の介入)による栽培を実践し、地元品種を中心に長年研鑽を積んでいます。

ジュラの冷涼な気候と石灰質を含む複雑な土壌が育んだブドウを用い、伝統的な瓶内二次発酵で造られるスパークリングワイン。シャルドネを軸に、ジュラで根付く固有品種もしなやかにブレンドし、きめ細やかな泡と透明感のある酸が調和しています。

淡いレモンイエローの輝きと共に、白い花や青リンゴ、柑橘の爽やかなアロマが広がります。微かなトーストや焼き菓子の香りが奥行きを添え、飲み手を引き込みます。味わいはフレッシュでありながら骨格がしっかりとしており、すっきりとした酸が全体をキリリと引き締めます。また、果実味とミネラル感が織りなすバランスは、まさにティソ家が育んできたジュラのテロワールを映し出すものです。

食前酒としての軽やかさはもちろん、魚介のカルパッチョや白身魚のグリル、あさりの酒蒸し、軽めのチーズ料理とも相性が良く、食事とともに味わうほどにその魅力を発揮します。家族の食卓からおもてなしまで幅広い場面に対応する、通好みの一本です。

ジュラ地方の自然と伝統、そして生産者のこだわりが詰まったこのクレマンは、味わい深さと品格を求める方にぜひおすすめしたいスパークリングワインです。