サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBの格付けシャトーの熟成ワイン
ボルドーの名門ネゴシアン、ボリー・マヌー社のフィリップ・カスティジャ氏の下、近年サンテミリオンで高い評価を受け、サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB(第一特別級)に格付けされるシャトーの1つです。トロット・ヴィエイユの畑はサンテミリオンの街から僅か800メートルほどの比較的孤立した東の高台にあり、珍しく石壁に囲まれた単一畑です。
「トロット・ヴィエイユ」という名前は、シャトーの近くにボルドーからの駅馬車の停留所があり、馬車が止まるたびに老婆が小走りでやってきて人々とおしゃべりを交わす、それがここの名物となりサンテミリオンの人々は親しみをこめて「トロット」(小走り)「ヴィエイユ」(老婆)、“小走りおばあさん”と呼んだことに由来します。15世紀の文献に"トロット・ヴィエイユ"と称された醸造所が存在していたとして、既にその名が使われていたことが記されています。
フィリップ・カスティジャ氏による目覚しい品質の向上
一時は低迷していたこのシャトーは、1949年現オーナーのフィリップ・カスティジャ氏の祖父、マルセル・ボリー氏が購入して以来徐々に名声を回復していきました。中でもワインの目覚しい品質向上はフィリップ・カスティジャ氏の手腕によるものだと評されています。厳格な栽培・選別、新樽の増加、完熟度を意識したタイミングでの収穫の決定、マセラシオンを長くするなどの数々の改革を慣行し完成度の高い素晴らしい品質へと向上しました。
「シャトー・バタイエ」や「シャトー・ランシュ・ムサス」などと同じくボリー・マヌー社が所有しているため販売ルートが制限され、ボルドーワインの投機的な価格高騰からは逃れられていて安定した価格を保っています。純粋な石灰質のテロワールから生み出されるトロット・ヴィエイユのワインは豊富なミネラル分が感じられ、フィネスと繊細さのある味わいです。
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