いつもより少し贅沢に愉しみたいシーンにおすすめです。
数あるシャンパーニュメゾンの中でも、「ポル・ロジェ」は、その繊細な味わいにおいて随一と評されています。30もの異なる畑から厳選された3品種のブドウをブレンドし、約4年もの熟成期間を経てリリースされる「ブリュット・レゼルヴ」は、力強さと上品さが見事に調和した味わいが特徴です。シンプルでダイナミックな口当たりの後に心地よいフレッシュ感が口いっぱいに広がります。アペリティフとしてはもちろん、幅広いお食事とのペアリングが可能な、まさに多目的に楽しめるシャンパーニュです。
【ポル・ロジェ】
1849年に設立したポル・ロジェは「気品と優美」を哲学とし、格調高いシャンパーニュを生み出す家族経営ワイナリーです。ブドウ本来の繊細な味わいを引き出すため、木樽を一切使用せずステンレスタンクで醸造しています。今でも職人の手作業によるルミュアージュを守り続けています。エペルネで最も深い地下セラーで長期熟成させる事で極上の泡を伴うシャンパーニュが生まれます。その卓越した品質は、元イギリス首相チャーチルをも魅了し、2004年には英国王室御用達に任命されました。また、2011年と2018年のロイヤル・ウェディングでも供され、その国際的な評価の高さを証明しています。

このワインは、フュイッセの魅力を存分に引き出す2つの区画から造られています。ひとつは水はけのよい緩やかな斜面に位置し、平均樹齢30年の古木から。もうひとつは東向きで日照に恵まれた理想的な環境にあり、生産者フェレが誇る畑「レ・ペリエール」のすぐ上という特別なロケーションです。
醸造は、ステンレスタンクで澱とともに発酵・熟成を行うことで、土壌の個性(テロワール)を最大限に表現。アカシアの花やグレープフルーツを思わせる華やかで爽やかな香りに、口に含むとエネルギッシュな果実味が広がり、余韻まで豊かで満足感のある味わいに仕上がっています。
魚介料理と非常に好相性で、特にサーモンやエビなど、風味のしっかりしたお料理とのペアリングがおすすめです。アペリティフとしてもお楽しみいただける、幅広いシーンで活躍する1本です。
【フェレ】
ブルゴーニュ地方マコネ地区に位置するドメーヌ・J.A.フェレは、1840年に創業しました。かつては安価な白ワインの産地として知られたマコネにおいて、第二次世界大戦後、フュイッセ地区で自家栽培ブドウを初めて瓶詰めしたパイオニアです。起伏に富んだ丘陵地に、葡萄畑が牧草地や山林の間に散在する土地です。その昔、マコネ地区はブルゴーニュ地方における白ワインの生産量の約70%を占めるほどの大産地でしたが、その大部分は共同組合で造られる安価なものばかりでした。1840年にこの地に創業したドメーヌ・J.A.フェレは、第二次世界大戦後、フュイッセ地区において自家栽培した葡萄を自身で瓶詰めした最初のドメーヌであり、それを機に生産者たちの個性確立の動きが徐々に見受けられるようになりました。テロワールを区分けするというコンセプトを同地区に導入し、それぞれの区画のワインを別々に醸造することをはじめたワイナリーの先駆けでもあります。

フランス・アルザス地方、コルマールの西にあるトゥルクハイム村の砂利の多い砂壌土の谷底で造られているリースリング。
淡く黄色で透明な外観。白や黄色の純粋な花のブーケを思わせる繊細な香り。リンゴや柑橘系のアロマが混ざり合い、芳醇な印象です。口当たりは軽やかで、エレガント。リースリング特有のボリューム感がワインにジューシーなニュアンスを加え、お食事とも合わせやすい辛口スタイルに仕上がっています。長期熟成を待たずとも、お好きなタイミングでその魅力を存分に楽しめます。
【ツィント・フンブレヒト】
フンブレヒト家は、1620年からワイン造りを行い、1959年にテュルクハイムでドメーヌ・ツィント・フンブレヒトを設立。現在は41haの自社畑を有し、5つのグラン・クリュを含む高名な畑で栽培されたぶどうから、世界的に評価の高いワインを生産しています。12代目当主オリヴィエ・フンブレヒトは、1989年にフランス人初のマスター・オブ・ワインを取得。全ての畑でビオディナミ農法を実践し、自然酵母を用いた長期発酵など独自の醸造法により、テロワールの個性を最大限に引き出すことに情熱を注いでいます。全ての畑はオーガニック・ビオディナミ認証を取得済みで、彼の情熱と技術は、世界のワイン業界から高く評価されています。

かつてはロゼワインの産地として知られたマルサネですが、近年は赤ワインの評価が飛躍的に高まっています。マルサネの土壌とピノ・ノワール種の良好な相性に着目した生産者たちの努力と、古樹の成熟とともに、その品質は目覚ましい向上を遂げました。ジュヴレ・シャンベルタンの北に位置する地理的特性から、マルサネの赤ワインは柔らかく親しみやすい味わいで、若いうちから楽しめるのが特徴です。
このマルサネで特に注目すべきは、ロバート・パーカー氏から最高評価を得たドミニク・ローランです。彼は、樹齢50年以上の古樹から収穫された完熟ブドウを10区画から厳選。全房発酵、1年使用の自作樽とステンレスタンクで24か月もの熟成を経て、その中でも特に優れたキュヴェのみを「マルサネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ」としてリリースしています。その味わいは、マルサネのテロワールとドミニク・ローラン氏の哲学が見事に融合した、唯一無二の逸品です。
【ドミニク・ローラン】
1980年代末、ブルゴーニュに彗星のごとく現れたワイン醸造家ドミニク・ローラン氏。1956年生まれ、かつては洋菓子職人として活躍していた彼は、1920〜30年代のブルゴーニュ黄金時代に敬意を抱き、伝統的な醸造技術を独自に学びました。1988年、32歳の若さでネゴシアンとして独立し、「新樽の魔術師」と称される独自スタイルで一躍脚光を浴びました。
彼の哲学は極めて明確で、「古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)」に徹底的にこだわり、樹齢50年以上のブドウのみを使用します。全房発酵、澱と接触させたまま自作のトロンセ産樽で熟成させ、ノンフィルターでの瓶詰めを貫くなど、徹底した伝統主義を実践しています。彼の真の強みは、ブドウ買い付け時の卓越した選球眼にあります。古木、手摘み、非除梗という厳格な条件で選ばれたブドウのみを使用することで、自社畑に縛られないネゴシアンの利点を最大限に活かし、ブルゴーニュの真髄を表現するワインを造り続けています。

サンテミリオン特別級に格付けされています。平均樹齢は35年、土壌は石灰質粘土でメルローに適しています。手摘みで収穫され、ブドウを傷つけないよう小分けにされ丁寧に醸造所へ運ばれ、新樽で18~20ヶ月熟成されます。
グラスからは、野イチゴや赤スグリのようなフルーティーな香りに、燻製、チョコレートのようなビターなニュアンスが混じり合い、多層的な香りが楽しめます。口に含むと優しい酸味が感じられ、フルボディでありながら渋みは決して強すぎず、豊潤で厚みのある味わいが広がり、まさに飲み頃を迎えた素晴らしい一本です。軽く燻製にした鴨肉や鴨のコンフィはもちろん、皮目をパリッと焼いたジューシーな鴨肉に、少し蜂蜜を加えた赤ワインソースを合わせることで、鴨の旨みが一層引き立てられ、ワインとの極上のマリアージュを堪能できます。

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