1953年のグラーヴ地区の格付けのシャトー。ジューシーでボリューム感があり、エレガントな白ワイン
レモンイエローの色調でキラキラと輝く様な外観。レモンの皮、草原、ハーブ香りにアニスやオークの香りが混ざり合った香ばしい印象です。ほのかにトロピカルフルーツや蜂蜜のニュアンスも感じます。ジューシーでボリューム感があり、若々しい酸味とミネラルを十分に感じます。エネルギッシュな後味で余韻が非常に長く、エレガントな白ワインです。
合わせるお料理は、グリルにしたグリーンアスパラガスやホワイトアスパラガスのサラダ、オランデーズソース、生ハム、旬野菜や鶏肉のクリーム煮込み、グラタン等がおすすめです。
シャトー・ブスコー
17世紀から歴史が続いており、1953年のグラーヴ地区の格付けで白ワインと赤ワインの両方が格付けされた僅か6シャトーの1つに名を連ねている由緒あるシャトーです。
その後2度の火災により被害を受け、1961年にシャトーは完全に焼失しますが、醸造所は被害から免れ、1966年、ボルドーの建築家ミシェル・ギャロスがヴィクトル・プラスの指示に従って城を全く同じ姿で再建されました。
1968年、米国東海岸の投資家グループがシャトー・ブスコーを購入し、ニューヨーク市長、フォード工場の開所式のためにボルドーを訪れた米国大使チャールトン・エストンなど、多くの著名人を迎え入れました。
その後、現在オーナーでワイン業界の名家リュルトン一族の、ルシアンとマリー・ジャンヌ・リュルトン夫妻がこの土地を買収したのは 1979 年のことでした。 29歳でシャトー・ブラーヌ・カントナックの相続人となったリュシアン・リュルトンは、1970年代から1980年代にかけて、バルサックのクリマン、メドックのデミライユとデュルフォール・ヴィヴァン、アントル・ドゥー・メールのカマルサックなど、約10のクリュを取得しました。彼は、マルゴーのトゥール・ド・ベッサンやデミライユ、ペサック・レオニャンのオー・ヌーシェなど、忘れ去られたクリュを復活させています。彼の兄弟、アンドレ・リュルトンは、1987 年にペサック・レオニャン呼称の創設に中心的役割を果たしました。
1992年以来、リュシアンとマリー=ジャンヌ・リュルトンの11人の子供のうち7番目であるソフィー・リュルトンがブスコーを継承し、2005年から2017年までペサック=レオニャン・アペラシオンの会長を務めた夫のローラン・コゴンブルと共に経営を担っています。
1990 年にルシアン・リュルトンが建設し、建築家ヴァンサン・デフォス・デュ・ローが設計した円形の発酵槽に加え、ソフィーとローラン・コゴンブルは区画選択を改善するために2002年に100 hlのコンクリート製発酵槽 10 基を設置しました。そして2010年に、彼らは Arnaud Boulain (Agence BPM) に設備の再構築と、赤ワイン用の新しい300平方メートルの樽貯蔵庫の建設を委託しました。その外装は、樽の板材で作られたオリジナルで非常に美しい外装材で装飾されています。
シャトー・ブスコーは、3年間の移行期間を経て、2024年に有機農業に切り替えます。 シャトー・ブスコーの赤と白のラベルは、現在では19世紀のラベルからインスピレーションを得ており、セカンド ワインであるレ・シェーヌ・ド・ブスコーのラベルには、4人の息子がいるローランとソフィー・コゴンブルの末息子であるマチュー・コゴンブルが描いたシャトーの木炭画が描かれています。"
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