北ローヌの実力派生産者3人による白ワインセット。
クローズ・エルミタージュ・2020・E.ギガル
フランス・ローヌ地方北部のアペラシオン、クロズ・エルミタージュで造られる白ワインで、ギガルが手がけることで高い品質と安定感が約束されています。使用されるぶどう品種は主にマルサンヌが主体で、ルーサンヌがブレンドされるスタイル。これにより、芳醇でコクのある味わいが特徴となります。
外観は輝きのある淡い黄金色。グラスから立ち上る香りは、熟した洋梨や白桃、アプリコットといった白系果実のアロマに加え、蜂蜜やアカシアの花、ほのかにアーモンドやナッツのニュアンスが重なります。熟成によってはさらに蜜やバターのようなまろやかさが表れます。
口に含むと、丸みを帯びた豊かな果実味が広がり、適度な酸味が全体を引き締めています。中盤からはマルサンヌ特有のオイリーで滑らかな質感が現れ、まろやかさと厚みを楽しむことができます。余韻には白桃やアカシアの蜜、ナッツのような風味が長く残り、飲みごたえのある味わいです。
料理との相性も良く、白身魚のグリルや鶏肉のクリーム煮、キノコを使った料理、または熟成チーズなどとも調和します。単体でも十分楽しめますが、温度を少し上げて12~14℃程度で飲むと、より複雑な香りと味わいが開いてきます。
北ローヌらしい品の良い白ワインで、日常から特別な食事まで幅広く活躍する1本です。

北ローヌの注目生産者ジュリアン・ピロンが手掛ける白ワインで、「私の祖父はレモネード売りだった」というユニークな名前が特徴のキュヴェです。ジュリアン・ピロンはヴィオニエやマルサンヌ、ルーサンヌを使ったエレガントな白ワイン造りで知られていますが、このワインはその中でも親しみやすく、果実味が生きた1本です。
外観は淡いゴールド。香りには洋梨や白桃、リンゴなどのフレッシュな果実香が広がり、加えてアカシアの花や白い花、ほんのり蜂蜜やナッツのニュアンスも。温度が上がるにつれて、熟した果実やミネラル感が顔を覗かせます。
味わいはミディアムボディで、ジュリアン・ピロンらしい繊細でクリーンな果実味が魅力。口当たりは爽やかでフルーティー、丸みと豊かなテクスチャーが広がります。酸は穏やかで柔らかく、果実の甘美な風味とともに余韻まで持続。過度な重さがなく、飲み心地の良いスタイルです。
合わせる料理としては、白身魚のカルパッチョや鶏肉のグリル、クリームソースを使った料理とも好相性。北ローヌの白らしいコクと果実味をバランス良く楽しめる、食卓に寄り添う1本です。ジュリアン・ピロンの技術とセンスが詰まった、肩肘張らずに楽しめる上質な白ワインです。

フランス・ローヌ北部の小規模AOC、サン=ペレイを代表する白ワインで、代々栽培を続ける Rémy Nodin(レミー・ノダン)による定番キュヴェです。畑は粘土石灰質土壌の丘陵地に位置し、マルサンヌ約70%、ルーサンヌ約30%を1985年・2004年・2012年植栽の古樹から収穫。収穫はすべて手摘みで行われます。
製造工程は、収穫したぶどうを破砕後、3時間かけて圧搾し、24〜48時間の自然澱沈降。その後、低温(1ヶ月)発酵し、7〜8ヶ月間ステンレスタンク内で澱と共に熟成。酸化を抑え、純粋な果実味とミネラル・フレッシュさを保つスタイルを志向しています。
色調は明るい淡いレモンイエローで、香りは白い花やアカシア、洋梨、白桃、アプリコットといった華やかで透明感ある香味に、火打石のようなミネラル感がアクセントを与えています。
味わいは滑らかで軽快なアタックから、ミディアムボディの丸みと程よい厚みが広がり、中盤には果実味と鉱物感のバランスが秀逸です。酸はしなやかで、夏でも爽やかに楽しめるフレッシュ感がありつつ、マルサンヌ由来のほのかなクリーミーさとルーサンヌのナッティさが余韻にふくらみを与えています 。
飲み頃としては、2026~2028年に飲みごろのピーク、そして2030年頃まで十分楽しめるポテンシャルを持つワインです。
相性のよい料理としては、牡蠣や白身魚、貝柱、生ガキ、鶏肉のクリームソース、キノコ料理、あるいはドライタイプのヤギチーズとのペアリングが特におすすめ。澄んだミネラル感と果実の甘味、酸が心地よく調和します。

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