2022年より1級畑レ・ザムルーズを2つの土壌に分けて醸造した逸品のひとつ「ラ・デリカテス・デ・サブル」
シャンボール・ミュジニーの偉大な1級畑“レ・ザムルーズ”の最大所有者として知られる名門“ロベール・グロフィエ”。
2022年より、このレ・ザムルーズにおいて、粘土質の斜面の区画“ラ・グラース・デ・ザルジル”と砂質の平地の区画“ラ・デリカテス・デ・サーブル”に分けてリリースしました。それぞれのテロワールをより深く表現しています。
この“ラ・デリカテス・デ・サーブル“は、ミュジニー側の砂が多く含まれる砂質石灰土壌の区画のワインです。ラズベリーやブラックチェリー、エキゾチックなスパイス、赤い花びらなど多様な香り。そこに加え、良く溶け込んだタンニンが、味わいに躍動感を与え、塩味を帯びた余韻が心地よく締めくくります。優美さが際立つ、洗練されたワインです。
ロベール・グロフィエ
1933年にロベールの父ジュールが、レ・ザムルーズに隣接する1級畑オー・ドワや特級畑のボンヌ・マールを所有、現在では1級畑のレ・ザムルーズ最大の所有者として知られていますが、その他にはボンヌ・マール、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ等の特級畑を所有しています。
除梗に関してはヴィンテージに応じ、2007年、2009年は完全除梗。2008年、2010年は3分の1が全房。2011年は40%を全房としました。現在はアイテムによっても割合を変えています。
8〜9度で10日間ほどの低温マセレーションを実施した後、自生酵母による自然発酵します。
新樽率は村名ジュヴレ・シャンベルタンで20%、1級レ・ザムルーズで40〜50%、ボンヌ・マールで50〜60%に留め、12〜13ヶ月間の樽熟成を施します。
全体的にロベール・グロフィエのワインは凝縮された果実味と華やかなアロマと豊富なタンニンが際立ち、若いうちからでも楽しめますが、数十年の熟成に耐えるポテンシャルを持ち合わせています。間違いなく、ブルゴーニュの中でも最も偉大な造り手のひとつです。

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