アルザス4大白ワインを厳選!お料理と相性抜群です。
ヴァランタン・チュスランが単独所有している区画の“クロ・リーベンベルグ”。特級畑‟フィングスベルグ”がある丘の頂上に森林で囲まれた南/南東向きの区画(約4㏊)があり、高品質のリースリングを生み出しています。
綺麗な外観で、柑橘系の果物を凝縮させた香り。十分な果実味があり、上品な酸味が心地よく、非常にエレガントなリースリング。フレッシュさとミネラルのクオリティが高く、若干の塩味を後味に感じます。洗練され活気に満ちたワインです。
おすすめのお料理はアルザスでも食されている鰻を使用した串焼き。辛口の味わいと鰻の上質な脂がとても良くマッチします。
【ヴァランタン・チュスラン】
13代に渡り家族経営でワイン業を営んでいる実力派。1691 年以来、アルザスの街コルマールとミュルーズの中間にあるオルシュヴィルに設立されました。現在の当主はマリーとジャンポールの2人体制で経営しており、2000年以降は彼らがワイン醸造を担っています。彼らは先代から受け継いでいるテロワールをとても大事にしており、‟ボーレンベルク”、‟クロ・リーベンベルク”、特級畑の‟フィングスベルグ”と名のついた丘の中腹で、常に高品質のワインを作り続けています。
ドメーヌは1997年にビオディナミの認証を獲得していす。それぞれの区画を庭の様に捉えてぶどう栽培を行っています。彼らは同様に果樹園も有し蒸留酒製造も行い、50の巣箱で養蜂、自家製はちみつを造っています。
自然や彼らの周りに存在しているもの全てに情熱的です。彼らはワイン畑、そして自然の多様性へのリスペクトにとても大きな重要性を感じています。
ワイン醸造工程では、シュール・リーで100%木製の樽による長めの醸造を行っています。ステンレスタンクは圧搾とデブルバージュ(ワインを澄ませる工程)にのみ使用しています。酵母の添加は行わなず、補糖もせず、完全無添加で作ります。ワインの状態を見ながらおよそ18か月樽で熟成させていきます。
特級畑のリリースは飲み頃にならないと行わないというこだわりを持っています。十分熟成し、納得のいく味わいに仕上がるタイミングを常に意識して、最もおいしく味わえるタイミングでお客様の手元に届けています。
トリンバックが所有する優れた畑のみから高い成熟度をクリアしたぶどうのみを選別して収穫されます。特に優れた年のみリリースをされるので、毎年作っていない特別ボトルです。泥灰岩石灰岩土壌で形成されており、ワインにふくよかで力強いスタイルを与えています。
アプリコット、白桃、マンゴー、ライチやバラの香りがはっきりと感じ、乾燥したジンジャー、白コショウ、アニスの香りにほのかにバニラに似た香りも持っています。口当たりはとても濃厚でフルーティーなので、甘口に感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、酸味とミネラルが生き生きとしていて凝縮感を感じる辛口の味わいです。
食前酒としても楽しめ、スモークサーモン、フォアグラのテリーヌ、白身魚や貝類を使用した前菜、クリームチーズとベーコンのタルト等との相性はとても良いです。またアジア料理や中華料理にも相性が良い事で知られており、お料理を選ぶこと無く楽しめる白ワインです。
【アルザスの名門トリンバック】
フランスの北東ドイツとの国境に位置するアルザス地方で1626年に創業し、13代にわたって家族経営で歴史と伝統を受け継いでいる名門の造り手です。1898年に8代目のフレデリック・エミール氏の造ったワインが、ブリュッセルで行われた国際ワインコンクールで最高位の賞を獲得し、国際的な名声を得ました。現在はユベール・トリンバック、甥のピエールとジャン、そして13代目の娘、アンによって運営されています。4世紀にもわたり大切にされてきたワイン造りの伝統や情熱を今でもしっかりと守り続けています。
ひらまつと業務提携をしているアルザスの名店「オーベルジュ・ド・リル」ではトリンバック社のワインを必ずオンリストしています。また、総料理長のマルク・エーベルラン氏が来日し特別Galaパーティを開催する際には必ずお料理と合わせてご案内している作り手です。日本のお客様にも人気が高いワインを是非ご自宅でもお楽しみください。
淡い黄色の麦わら色。 香りは桃、オレンジ、パイナップル、ネクタリン、マルメロ等の複雑な果実のアロマ があります。ミネラルと酸味がワインの根底をしっかりと支え、果実味が非常に豊かです。若いうちは酸がしっかりとしていますが、数年待つと、口当たりがまろやかに変化し、複雑味も増してきます。バランスがとても素晴らしく、エネルギッシュ。余韻に至るまで果実のニュアンスが口の中に残り続ける香り豊かで豊潤なワインです。
【ツィント・フンブレヒト】
アルザス地方ゲベールシュヴィールのフンブレヒト家は、1620年からワイン造りを手掛けてきた由緒ある家柄で、1959年にレオナール・フンブレヒトは同じアルザス地方ヴィンツェンハイムの造り手ジュヌヴィエーヴ・ツィントと合同で、テュルクハイムにドメーヌ・ツィント・フンブレヒトを設立しました。現在所有する41ヘクタールの自社畑の中には、長い歴史と伝統を持つ、ランゲン・ド・タン クロ・サンテュルバンをはじめとする、高名な5つのグラン・クリュの畑が含まれています。ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトは、偉大なアルザスワインの造り手として知られるだけでなく、ワイン・スペクテイター誌とロバート・パーカーが100点満点を与えた他、各誌が90点以上のスコアを計1,000回以上も与えている、世界で最も偉大なワイン生産者の一つです。
ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトの経営者であり醸造家でもある12代目当主、オリヴィエ・フンブレヒトは、世界で最難関と言われるワイン資格“マスター・オブ・ワイン”(MW)を1989年に26歳の若さで取得しました。これは、フランス人としては初めて、ワインメーカーとしても二人目という快挙です。
ワインの品質へのこだわりから、自社畑全てを、有機栽培よりもさらに厳しい規定に沿ったビオディナミ農法に転換し、醸造においては、柔らかな圧力で一晩かけてぶどうを圧搾することで、品質の高い果汁を搾り、自生酵母だけを使って大樽での長期発酵(12~18カ月)を行うなど、極限まで品質を追求したワイン造りの手法により、アルザスが誇る至高のテロワールとぶどう品種の個性が最大限に表現された、純粋で凝縮した味わいのワインを生み出しています。彼の、アルザスワインとビオディナミ農法に対する情熱は、他のワイン生産者からも敬意を持って評価されており、2002年からは国際ビオディナミ生産者組合会長となり、2011年からはアルザス・グラン・クリュ協会会長としても、ワイン産業全体の発展に寄与しています。
ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトのワインは100%自社畑のぶどうから造られています。グラン・クリュを含む合計41ヘクタールの自社畑全てが1998年にオーガニック認証(ECOCERT)を受け、2002年にはビオディナミ認証(BIODYVIN)を取得しました。農薬も化学肥料も使わず、天体の影響などの精緻な自然の力を取り入れた農法により、大地の持つ力とテロワールの個性が最大限に発揮され、ワインの芳醇さと複雑性を高めています。
澄んだ輝きのあるイエロー色。マスカット、ライム、グレープフルーツ、リンゴなどのフレッシュな果実の香りに、カモミーユ、レモンバーベナ、白い花などのフローラルなニュアンスを含んだ香り。ピュアで繊細な果実味が口いっぱいに広がります。フルーツ系のほのかな甘みを感じますが、酸味が生き生きとしていて、バランスが良く上品。土壌由来のミネラルも十分で後味まで雑味が無く、爽快な仕上がりです。
現地のアルザスではよく食前酒として提供されるミュスカです。また、魚介のサラダやさっぱりと仕上げた白身魚料理、シンプルに塩味で楽しむような豚肉や鶏肉料理、天ぷら等にとても相性が良いです。
【アガット ビュルサン】
アガト・ビュルサンはフランスのアルザス地方コルマール南部ウェスタルタン村に位置する家族経営のドメーヌです。
現在当主の彼女は、地元のぶどう畑とワインに囲まれて育ちました。1939年に曾祖父が亡くなった後は協同組合としてワインを生産していましたが、いつかは自身の名前でワインを生産したいという夢を抱いていました。そして2000年に、わずか3㏊の畑から“Agathe Bursin”の名前でワインを作り、夢を実現させました。
ぶどう畑の殆どはウェスタルテン村の特級畑‟ツィンコフレ”に所在しており、石灰岩と砂岩の土壌から形成されています。また、2020年にはBioの認証も得ています。ワイン全体のイメージはピュアでエレガントという表現がふさわしく、多くのワインファンに心惹かれる様なワインを作り続けています。
彼女たちのワインは、ソムリエやワインファンの中ではとてもよく知られていますが、生産量が多くない事からあまり市場で出回ることは少ないです。フランス国内でも一度売り場に並ぶとあっという間に売り切れてしまうほどです。ワイン評価誌でも高評価を獲得する等、とても優れた作り手です。
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