重厚で肉厚な存在感のある果実味と気品を兼ね備えた赤ワイン。
2019年のインシグニアは、深みのある濃いルビーレッドの色調です。赤い果実やクレーム・ド・カシス、葉タバコ、繊細で乾燥したバラの花びらの様な芳醇な香りで始まります。味わいはジューシーで濃厚、ブラックベリー、ラズベリー、ブラックカラント、ダークチョコレートの味わいが豊かに重なり合います。生命力に満ちていて、果実味、複雑味が非常に洗練されたダイナミックなワインです。 2019年は、ワイナリーのヨントビル・ヴィンヤードのすぐ南、オーク・ノール地区に位置する、ジョセフ・フェルプスの新しいヴィンヤード「エル・ベナディート」の果実を使用した最初のヴィンテージです。
フードペアリングとしてお勧めはグリルで焼いた牛肉リブロース、牛フィレ肉ローストに黒トリュフのソース、ジビエ料理など、赤身が多いお肉料理と良く合います。
ジョセフ・フェルプス
ジョセフ・フェルプスは、ワイン産業に身を投じる前はコロラド州で成功した建築業者でした。彼はサンフランシスコ湾岸地域に建設会社の支店を設立した後、ナパとソノマのワイン産地を探索し始め、1973年にヴィンヤードの本拠地となるナパ・ヴァレーの土地に600エーカーの元牧場を手に入れます。
インシグニアはカリフォルニア初となるボルドーブレンドのワインとして誕生します。当時は、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなど単一品種のワインしか存在しなかったカリフォルニアにおいて、数種類のぶどうをブレンドするスタイルを採用し、ナパ・ヴァレーの一流生産者の地位を築きます。
1974年には「インシグニア」を発表し、その後約50年が経つ現在でもインシグニアは世界で最も象徴的なワインの一つとして認知されています。 2002ヴィンテージは、2005年にワイン・スペクテイター誌から「ワイン・オブ・ザ ・イヤー」を受賞し、ワイン アドボケイト誌は、1991、1997、2002、2007ヴィンテージに前例のない4つの100点満点のスコアを与えました。ロバート・パーカー氏は、「インシグニアは、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のブレンドの中でも世界最高級のワインの一つです。」とコメントをしています。
現在、ワイナリーはセントヘレナ、ラザフォード、オークビル、スタッグス・リープ、オーク・ノール、サウス・ナパ、カーネロス、フリーストーンを含む 11か所の自社畑で525エーカーのぶどう畑を所有し、栽培しています。これらはそれぞれ独自の個性を持ち、ワインに異なる特徴をもたらします。その他に130エーカーのオリーブ果樹園、果樹園があり、丘の中腹にあるワイナリーでは、優雅なおもてなしとぶどう畑のパノラマビューも楽しむことができます。