個性的な作り手による飲み頃を迎えた赤ワイン
ソミュール・シャンピニー・レ・メモワール・2012
広範囲に渡るロワール地方のワイン産地の中でも、「ソミュール」は赤ワインの生産が盛んです。主要品種であるカベルネフラン種は、生産者の故郷ボルドー地方でも重要な品種で、ボルドーのカベルネフラン種から造られるワインは長期熟成型のフルボディになるのに対し、ロワールの同品種のワインは比較的軽快で時を待たずして楽しめるのが人気です。今回の「メモワール」は、なんと108年前から植えられている大変貴重なカベルネフラン種の樹から摂れたもの。生産者が「メモワール(思い出)」と名付けた、まさに歴史と時間の価値を感じながらお楽しみいただけるワインです。

ビオディナミ農法を取り入れ世界中で注目を浴びている造り手
「フランスの庭」とも呼ばれるロワール地方。フランスの中央部から西に向かって約1000㎞続くロワール河周辺には、王侯貴族が所有していた古城が点在し、観光地として世界中で大人気です。河沿いにはワインの銘醸地が広がり、大自然の中でワインが造られています。ボルドーのワイン生産者の家系で育った現当主のティエリー ジェルマン氏は、ロワールに移り、ワイン作りを始めました。その当時はまだ主流では無かったビオディナミ農法を取り入れ、フランス国内はもちろん世界中で注目を浴びている造り手です。
1940年、コート・デュ・ローヌ地方コンドリューのブドウ畑に魅せられた先代のフランシス・ヴェルネイ氏が趣味でワインを作り始めたのが最も古い歴史です。その後1953年に息子のジョルジュ氏がドメーヌを設立、ヴェルネイ家のワイン造りは大きく発展しました。サン・ジョセフはコート・デュ・ローヌの中でもシラー100%で作られる力強い赤ワインです。有機栽培で育ち、平均樹齢30年の熟した果実の実を使用。ブラックベリーやカシス等の黒い果実を思わせる濃厚な香りに、ピンクペッパー、チョコレートの様な独特のニュアンス。複雑な味わいながらもとても親しみやすく、エレガンスで奥行きのある味わいです。

コンドリュー復興の立役者

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